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小林よしのり
2016.5.27 11:39日々の出来事

「重版出来!」ストーリーがリアルになってきた


『大東亜論』のわしのペン入れが終わったので、あとは

スタッフに任せて、わしは『おぼっちゃまくん』の

シナリオ・コンテに入る。

 

仕事再開してからポカQも作画に意欲もってやってるようで、

メールで絵の質問をしてきたりする。

なかなか良かことじゃ。

 

しかし漫画業界の内幕を描いた『重版出来!』は段々リアル

かつシビアになってきて、秘書みなぼんは感動して泣いた

そうだ。

わしはあの人やこの人を思い出して、胸が痛む。

黒木華の表情の変化の可愛さで、気を取り直しているが。

なかなか見事なストーリーだと思う。

 

数回前の話で、出版社の社長が運をくだらないところで

使わない、運はすべて重版出来に使いたいという気持ちは

すごくよく分かる。

わしも宝くじなんか絶対買わない。

当たったら運の大損したような気分になる。

 

真面目にコツコツ働いて、真剣に創作に苦しんで、その結果、

重版出来で運を使いたいと思っている。

けれど真面目にやった結果ヒットしたら、それは運じゃなく

なってしまうんだけどね。

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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